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わたしたち日本人は、せっかく平均寿命の長い国に生まれたのですから、その恩恵を存分に享受したいものですね。 年齢的には長生きしても早いうちから肉体に衰えやトラブルが出て、それをかかえながらの長い寿命ではつらいです。 健康に長い寿命を楽しむのが、より現代的な人間の生き方といえるでしょう。 その意味でも、森光子さんや瀬戸内寂聴さんなどはすごいとしかいいようがない。 ただ長い寿命を生きているだけでなく、自分のやりたいことをずっとやり続けているわけですから。 ところで、寿命の長さが際立つ日本人ですが、昔からそうだったわけではありません。 例えば、1950年、朝鮮戦争が起こった年ですが、日本人の平均寿命は何歳だったと思いますか? 2006年の平均寿命とどれだけ差があるでしょう? 実は1950年、日本人の平均寿命は、男性が58.0歳、女性が61.5歳だったのです。 これはやはり驚きですね。60年足らずで、男性は約20年、女性はなんと約25年も寿命が伸びたのですから。 ところが更に驚くべきことに、明治時代の日本人の平均寿命は50歳にも遠く及ばなかったのです。 これでは「人生50年」どころではありませんよね。 これだけ日本人の寿命が急速に伸びたのは、やはり栄養・衛生状態の改善と治安の安定化が大きな原因でしょうが、とりわけ日本人が、食生活の欧米化に関わらず健康を維持しているのは、肥満率の低さが大きな理由の一つではないでしょうか。 多くの欧米人が初めて来日して受けるカルチャーショックの一つが、日本人のスリムな体型なのです。 もちろん生まれもった骨格などの影響もありますが、この肥満率の低さは日本人が伝来持っている美意識にもよるのではないでしょうか。 体型を適切に保つことは健康の維持と大きな関連があります。日本人はこのよき伝統を無くさないようにしたいですね。
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